2003年 11月 18日
江戸天下祭・丸ビル
今年は江戸開府400年。各所でいろいろな行事が行われてきました。
その集大成ともいえる一大イベントが、江戸天下祭の再現です。 いよいよ始まるというだけで落ち着きません。 江戸天下祭に先だって、丸ビルの吹き抜けロビーで山車人形の展示が始まりました。 昼下がりに行ってみると、大きな御仮屋に収まっているような感じ。 山車1台に神輿が1基、それに人形が6体。いずれも有名な祭りに登場する自慢の人形です。 これで賑やかなお囃子でもあれば雰囲気は抜群。 平日で人も少ないので、まるで美術館の中のような感じです。これもまあ良いかな。 展示されている山車は加須本町の龍神の山車。 文久2年に江戸日本橋で造られた時代物の貴重な山車です。とにかく見事。 唐破風造りの屋根が大きくせり出した屋台に、鉾台が付いて人形が乗っています。 人形は幕末の名匠・高村東雲作の「蘭陵王」。 この山車は山王祭りの番付にも載っている正真正銘の天下祭の山車だそうです。 隣に町神輿もあります。神田司町2丁目の二尺五寸の神輿。 大きな鳳凰が乗った実に凝った神輿で、金色に輝いています。 この神輿は神田祭に出てくるので、現代の天下祭の象徴ともいえますね。 しかし、山車と神輿を並べてみるとその大きさの違いに唖然とします。 24日の山車巡行は何としても見に行けなければ。 一足先に天下祭の学習をした気分。 都心で山車の巡行を見ることはこの機会を逃したら二度と無いかも知れません。 今週は時間を見つけて、天下祭に因んだものを見て回りたいものです。 神田祭から、この天下祭の再現を目指して各地の祭りをずいぶんと見てきました。 でも、まだまだ足りないなぁ、という気分になりました。 あとは、巡行本番の24日が秋晴れの日となることを祈るだけです。
by weekendwalker3
| 2003-11-18 20:14
| 江戸天下祭
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